至福のマルエフ、その秘密
―― 熟練の注ぎ手たちが・・・ ――
先日、本場チェコの「ピルスナーウルケル」から認められた数少ない注ぎ手、『タップスター』たちが数名。
各地の名店で至高の一杯を注ぎ続ける彼らが、当店のマルエフを一口含んで、思わず「甘い。」
130年前の帝政ドイツ製タップ「カイザーハーン」のポテンシャルを、店主独自の「注ぎ」によって極限まで引き出した一杯。
現代のサーバーでは決して到達できない微細な泡と、執念の「8℃」管理が生む、麦芽本来の官能的な甘み。
プロの感覚さえも揺さぶった「苦くないビール」の真実を、ここから。
「ビールは、喉を潤すための単なるジュースではない」
そんな信念から、BAHAMAの至福の一杯は生まれます。
ビール注ぎの神様が遺した哲学
かつて東京・八重洲に「灘コロンビア」という伝説の店がありました。
店主・新井徳司氏。“ビール注ぎの神様”と称えられた人物です。
「ビールの7割は麦芽。麦芽には甘みがあり、その引き出し方で甘くも苦くもなる」
その言葉通り、BAHAMAが目指すのは「苦いだけのビール」ではありません。
麦本来の「濃厚な甘み」と、角の取れた「丸い苦み」。一口飲めばグラスに幾重もの「天使の輪」が重なる、官能的な一杯を追求しています。
究極の「8℃」と、重なる三位一体
当店のマルエフに、キンキンに冷えた爽快感はありません。
追求したのは、「冷えている」と「ぬるい」の境界線である8℃前後。
麦の甘みを最大限に解き放つこの温度、そして帝政時代の装置と職人の技術。この「三位一体」が揃ったとき、ビールは本来の尊厳を取り戻します。
Tap A:Kaiserhahn
「帝政ドイツ時代の遺産」
100年以上前、帝政ドイツ時代に製造されたスイングカランの本家本元。現役稼働は世界でも極めて稀なこのタップが、驚くほど濃密な味わいを描き出します。
Tap B:昭和復刻サーバー
「昭和の熱狂を、再び」
昭和40年代まで使われていた「摺合わせタップ」の復刻版。何杯飲んでも飲み飽きることのない、懐かしくも洗練された喉ごしを現代に再現します。
「石の湯」帰りの、至福の8℃
すぐ近くの名湯「石の湯」さんで心ゆくまで温まり、火照った体で暖簾をくぐる。
そんな平日の過ごし方は、この街に暮らす大人の、最高に贅沢な特権かもしれません。
石の湯さん帰りに立ち寄られたお客様には、店主からの心ばかりの挨拶として、
「湯上がり割引(50円引)」を承っております。
「あぁ、いい湯だった」というさっぱりした顔で、店主に一言お伝えください。
時の流れに身を任せて
私たちの時間は、効率やスピードの中にではなく、「時の流れに身を任せ」という感覚の中にあります。
帝政時代のタップから琥珀色の液体がグラスを満たすまで。その数分間の静寂さえも、一杯のビールを美味しくするスパイスだと考えています。